円形脱毛症の患者の約4分の1は、15歳以下の子どもだと言われています。
子どもの円形脱毛症は治りにくいことが多いといわれますが、一般的に、単発型は治りやすく、1年以内の治癒率は約80%です。焦らずに治療を続けましょう。
また、頭髪が抜けるということで、精神的なショックも多くなるため家族や学校など、周りの理解、温かい目が大切です。
多くの治療法がありますので、皮膚科専門医のもとで病型と病勢を正しく評価して、適切な治療を行いましょう。
円形脱毛症
日本皮膚科学会の脱毛症治療ガイドライン
推奨度B(:行うように勧められる)の治療
・ステロイド局注療法(小児には原則行わない)
・局所免疫療法
・ステロイド外用療法
推奨度C1(:行ってもよいが根拠は少ない)の治療
・ステロイド内服療法(小児には原則行わない)
・静脈注射によるステロイドパルス療法
・抗ヒスタミン薬内服
・セファランチン内服
・グリチルリチン内服
・冷却療法
・紫外線療法(小児には原則行わない)
・カルプロニウム塩化物外用
ステロイドパルス療法の必要な方は総合病院へご紹介となりますが、それ以外の上記治療は当院で行うことができます。
日本皮膚科学会のホームページへ